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鹿児島・桜ヶ丘に焼き肉と韓国料理の店「焼肉・無印」 26年のベテランが開く

「焼肉・無印」の外観

「焼肉・無印」の外観

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 鹿児島の桜ヶ丘東小学校近くに焼き肉や韓国料理を提供する「焼肉・無印」(鹿児島市桜ヶ丘6)がオープンして3カ月がたった。

「焼肉・無印」の店内

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 店主の松山勇明さんは、焼肉に携わって26年。茨城の実家が経営する焼肉店で17年間修業し、登山好きなことから屋久島に初出店。3年後「関東でも飲食店を経験したい」と5年間の期限付きで千葉県に移転。9年目の今年、最後の出店先として屋久島で出会った妻の故郷・鹿児島を選び、7月26日、オープンに至った。

 店名には「ブランド牛でなくても調理の経験や技術で、おいしい焼き肉をリーズナブルに提供したい」という思いがある。「自家製のたれで、焼き肉をさっぱりと食べやすくしている」と松山さん。カルビやハラミは、ごま油とニンニクの風味を利かせたしょうゆベースの「もみだれ」に、ホルモン類は鹿児島の麦みそをベースにした甘辛い「みそだれ」に、それぞれ注文を受けてから絡ませる。

 発酵に多くのフルーツを使うことで「フルーティーで食べやすい仕上がり」の自家製「白菜キムチ」には、「屋久島のトビウオのナンプラーやオキアミを入れて風味を良くしている」という。

 平日のランチには汁物、サラダ、小鉢、漬物などをセットにした定食を提供。「お薦め」は、ローストビーフ、牛カルビ・豚カルビ焼きに自家製のしょうゆだれを添えた「肉3種盛り丼」(990円)。ほか、シマチョウ、ハチノス、豚ハツ、コリコリを炒めた「ホルモン定食」、「しょうゆベースで甘辛い仕上がり」という牛骨と鶏ガラベースのスープに牛すじのだしを加えた「テグタンスープ定食」(以上1,000円)など。手作りのミニデザートが付いた定食もあり、「屋久島からフルーツバターやパッションフルーツ、茨城から梨などが送られて来た際には、ロールケーキなどにして提供している」と松山さん。

 夜や休日に提供する焼き肉メニューの「お薦め」部位は、塩コショウとごま油をかけた「特上タン」(1,760円)や、塩かみそだれから選べる「上タン」や「特上ミノ」(以上990円)。「お好みでサンチュに巻いてもおいしい」という「その日のカルビ」(935円)や、シマチョウ、ハチノス、豚ハツの「ホルモン3種盛り」(1,100円)などもラインアップする。

 牛テールを煮出してあさりを加えた「あさりラーメン」(880円)や、スープにご飯の入った「カルビクッパ」「テグタンクッパ」(以上770円、大=825円)などが「焼き肉の締め」として人気だという。クッパのご飯をうどんかラーメン(以上110円追加)に変更も可能で、「ラーメンに変えるのがお薦め」。お酒には大阪天満天神全国梅酒大会で日本一の称号に輝いた明利酒類(めいりしゅるい=茨城県水戸市)の「百年梅酒」(660円)などを置く。

 松山さんは「オープン当初はコロナ禍で厳しい状況だったが、おかげさまで軌道に乗せることができ、リピーターのお客さまも増えた。昼はテークアウトも用意し、休日や夜は一品料理なども取りそろえているので、さまざまな場面で利用してもらえれば」と来店を呼び掛ける。「何度も来店してもらえるような、地元の方々に愛される店にしたい」とも。

 営業時間は12時~15時、18時~22時(土曜・日曜・祝日は17時~22時)。月曜定休(祝日の場合は翌日休み)。駐車場6台。

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