鹿児島中央駅の西銀座通り入り口すぐの場所に居酒屋「煮シキチ焼(にしきちや)」(鹿児島市中央町)がオープンして間もなく3カ月になる。
昨年12月1日に開店。ちょうちんと大きな看板が目印で、正午から営業する。コンセプトは「老若男女がワイワイと昼から楽しめる店」で、「昼間からお酒と料理を楽しむ『昼飲み』の楽しさを伝えたい」と店主の知識晃さん。「仕入れなどで他の街に行くと昼飲みの店があり、鹿児島にはそうした店があまりないことに気付いた」と話す。
店名は「煮込み」と「焼き物」から漢字で1文字ずつを取り、間に知識さんの名字から取ったカタカナを加えた。店内は3卓のテーブル席のほか、カウンター席が8席。
メニューには、長時間煮込んだ「名物肉豆腐」(539円)、出水の「赤鶏さつま」を備長炭で焼き上げた焼き鳥(154円~)など。手書きの旬のメニューには「味噌(みそ)の呼吸、煮の型! 鉄鍋ピリ辛水餃子」「戻しすぎちゃいましたワカメの天ぷら」など一風変わった名前も並ぶ。「アホきつね」(319円)は「店に来て注文してからのお楽しみメニュー。どんなものが出てくるのか、想像して楽しんでほしい」と安藤芳和店長。ドリンクはハイボールやサワーが中心。
知識さんは「『昼飲みといえば煮シキチ焼』と言ってもらえる、鹿児島で一番の居酒屋にしたい」と意気込みを見せる。
営業時間は12時~22時。月曜定休。