鹿児島県出身の人気インスタグラマー・カイセイさんが10月30日、浜田酒造(いちき串木野市)のオンライン「新酒まつり」の中で、「SNS映え」する焼酎の撮影テクニック講座を行った。
インスタグラムで11万人、TikTokで59万人のフォロワーを持ち、鹿児島県などの魅力をSNSで伝えるカイセイさん。浜田酒造からの依頼で手掛けた「海童2000」シリーズのPR動画は全てiPhoneのみで撮影したという。講座では、そこで使った撮影法を中心に解説した。
グラスに焼酎をつぐシーンでは、スローモーション動画の撮影法を紹介。iPhoneの「スロー」モードを使い、「右上に表示されるHDを240に設定して。グラスが中央に収まるように調整して、瓶の口が画面に収まるように」とカイセイさん。撮り終えた動画に使うフィルター「ビビッド(冷たい)」なども紹介し、「このフィルターで動画の色合いを調整すれば、つがれる焼酎の様子がよりパキッと見える」とも。
そのほか、トリックアート風の写真の撮り方も解説。「パノラマ」モードを使った「分身の術」とカイセイさんが呼ぶ撮影法で、焼酎を注ぐ人とグラスで受ける人が同一人物というもの。カメラの固定やスライド方法などのパノラマ撮影時のコツに加え、タイミングの取り方なども伝えた。「まずiPhoneをしっかり垂直に固定すること。iPhoneを縦にして、垂直に固定したら、そのまま水平にスライドする。被写体をスタンバイさせ、撮影ボタンをタップしたら、1・2と数えながらスライドさせ、別のポーズで被写体を撮影、さらに1・2とスライドする。タイミングが肝心」とカイセイさん。
同講座では司会の宮下純一さんらが実際に動画撮影にチャレンジした。宮下さんは「スマホだけで簡単にできるとは知らなかった。使わないともったいない」と話していた。