鹿児島・下伊敷に1月15日、世界各国の料理をアレンジしたハンバーガー店「ワールドバーガー」(鹿児島市下伊敷)がオープンした。
系列店の「焼肉天真」(西田)が鹿児島県産黒毛和牛を一頭買いして焼き肉で提供しているが、その際に出る端肉をハンバーガーに使う。「端肉ではあるが、(肉質等級の最高ランクとされる)A5やA4の肉であることには変わりがない」と店長の平山弘一郎さん。コロナ禍で海外旅行を控える人が多い背景を受け、「世界各国の味を楽しめる店」として出店した。
店舗面積は35坪。「ブルックリンスタイルの落ち着いた内装」で、テーブルのみ70席を用意。「のんびり過ごしてほしい」と席には電源やWi-Fiを備え、漫画コーナーもある。
「世界の味をハンバーガーで表現した」というメニューは14種類。看板バーガーは「ニューヨークバーガー」(ポテト付き1,430円)で黒毛和牛と黒豚のパティを260グラム分使い、自家製チェダーチーズで仕上げた同品は「ファストフード店のハンバーガーの3倍の大きさ」と平山さん。
「ナポリバーガー(イタリア)」は上部のバンズをピザにし、特製チーズとピザソースで仕上げ、「パリバーガー(フランス)」はチーズを挟んだミルフィーユカツレツ「コルドンブルー」に自家製キッシュを重ねるなど、国や都市の特色を生かしている。そのほか、ハワイアン、上海、ノルウェー、タイ、メキシコ、ブラジル、韓国、インド、バルセロナ(スペイン)などがあり、鹿児島の特産品を使った「鹿児島バーガー」や、「ジャパンバーガー」も用意する。価格はポテト付きで990円~1,320円。
「バスクテリーヌケーキ」「テリーヌショコラケーキ」(以上600円)などのスイーツも用意する。2月より出前館やUber Eatsを使ったデリバリーにも順次対応する予定。
「地元の黒毛和牛や黒豚を使った世界の味を楽しんで。その国や都市を表現できる食材はまだまだある。今度も新たなバーガーにして提供していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~20時。月曜定休。駐車場12台。