鹿児島・騎射場に鮮魚店を併設した魚料理店「出水田食堂」(鹿児島市荒田2)がオープンして3カ月がたった。経営はイズミダ(鹿屋市新川町)。
鹿屋で出水田鮮魚を創業して40年という同社。鹿屋本店では鮮魚のほか水産加工品を主に販売してきたことから、「お客さまに食堂でも楽しんでほしい」と荒田に出店した。食堂隣りには「出水田鮮魚(騎射場店)」も同時オープンし、鮮魚、総菜、加工品、刺し身などを販売している。
主力メニューは「松・竹・梅」の3種をそろえた「桜島海鮮丼」(梅=1,400円~)。桜島の地形に着想を得たもので、ウニで桜島の噴煙を、マグロたたきやますこで噴き出すマグマ、釡揚げシラスでシラス台地を表現しているという。そのほか、「アジと季節のお魚フライ定食」「鮮魚店の刺し身定食」などをそろえる。席数はカウンター11席。
鮮魚店では「昔ながらの対面販売」を重視しており、「お客さまと話をしながら、希望に合わせてさばいている」と常務の出水田一生さん。前日までの予約で「刺し身の盛り合わせ」にも予算や好みに応じて対応する。店内には「食卓のプラス1品」として総菜もそろえる。
同店ではインスタグラムで「日本一の魚屋アカウント」を目指しており、同店アカウントでは魚についての解説や目利き方法、魚のさばき方、「お勧め」の食べ方などを紹介している。
営業時間は11時~15時(鮮魚店は18時まで)。水曜・日曜・祝日定休。