鹿児島大学そばに10月20日、「元祖中津からあげ もり山」(鹿児島市荒田2、TEL 099-251-1860)が出店した。鹿児島県内への出店は初で、オープンから23日までのオープニングセールには4日間で約1400組が来店した。
本店がある大分県中津市は「空揚げの聖地」と呼ばれるほど空揚げが盛んな地域で、30店舗以上の空揚げ専門店が軒を連ねる。「もり山」は1970(昭和45)年に同市に創業。「塩」ベースに調味料やショウガ、自家栽培ニンニクを使った「秘伝のタレ」が特徴の空揚げで、「からあげグランプリ」(ウェブ投票)では、第1回・第2回共に「塩ダレ部門」で最高金賞を受賞している。
中津市の専門店を食べ歩いた店長の松山さん。「鹿児島にこの味を広げたい」と選んだ店が「元祖中津からあげ もり山」だったという。松山さんは本店での修業を経て、現在、荒田店の店長を務めている。店舗面積は約18坪。
鶏肉は本店と同じものを使う。メニューは「ブツ切」(骨付き、200円)、「ミックス」(骨なし、もも肉とむね肉、210円)、「もも肉」(骨なし、240円)、「むね肉」(骨なし、190円)(以上、全て100グラムあたりの価格)などのほか、「ゴテ」(480円)、「ピリッ辛ネック串」「砂ずり串」(以上、180円)など。松山さんの「おすすめ」は「ブツ切」。
「ご飯の主役が空揚げでもいいと思う。まずは基本のミックス(むね、もも)とブツ切から。マヨネーズや塩コショウはつけないで、そのまま白いご飯で食べてほしい」と松山さん。「この地区に空揚げ専門店が増え、空揚げのまちとして盛り上がれば」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~23時。