チーズケーキ店「enne(エンネ)」(日置市伊集院町)が2月24日、奄美大島・開運酒造(宇検村)とのコラボ商品「れんと×enne 黒糖焼酎チーズケーキ」を発表した。
同店パティシエの藤井友美さんが開運酒造のある宇検村の出身であることから縁がつながり、企画が進んだという。同店は元々奄美の黒糖を使った濃厚なチーズケーキを特徴としているが、黒糖焼酎を材料に使ったのは今回が初めて。
「れんと」は焼酎タンクにクラシックの音の響きを与えゆっくりと熟成させる「音響熟成」の手法を取り入れた焼酎で、その名もクラシック音楽用語の「lento(ゆっくり)」に由来する。「芳醇な香り」があり、「ほかの素材との配合を工夫しながらチーズケーキのまろやかさと、れんとの風味が感じられるように仕上げた」と藤井さん。ケーキのボトムには奄美の黒砂糖を豆にまぶした菓子「がじゃ豆」を敷き詰めた。
藤井さんは「焼酎とチーズケーキの相性に感動した。チーズケーキを作る上での可能性の幅が広がった」と手応えを話す。「焼酎が苦手な人でも食べやすいように仕上げている。がじゃ豆も食感にアクセントを加えている。奄美を感じながら召し上がってもらえれば」とも。
価格は1,980円。現在、開運酒造のECサイトのみで扱う。宇検村のふるさと納税返礼品にも採用されている。