生花店「connect(コネクト)」(鹿児島市城西)が3月21日、鹿児島高校近くにオープンした。
経営は「友助会」(同)。訪問看護などの事業を行う同社の看護師・石牟禮礼(いしむれあや)さんが店長を務める。同社社長の大知祐介さんが石牟禮さんの「昔からの夢が花屋さんだった」ことから、その夢を共に実現しながら同時に「障がいを持つ人の就労先にもしていきたい」と開業した。今後、就労継続支援B型事業所としての募集も行う予定。
自社ビルの1階と駐車場を改装して開いた同店。店舗前には鉢植えの花や苗を並べ、店に入ってすぐの場所にはバラやチューリップなど切り花20種類以上をそろえる。店内奥では観葉植物やハンギンググリーンを壁一面に展示。コウモリランには注力しており、天井からつるしたものや壁にかけたものなどがある。コケ玉、多肉植物も取りそろえる。
アレンジメントには1,000円から対応し、「子どもでも買いに来られるように」と500円程度のブーケも用意する。訪問看護の中で「足が悪く、花を買いに行けず、仏壇に花を飾れないと諦める人を数多く見てきた」ことから、今後は移動販売も予定する。
石牟禮さんは「話しかけやすく、アットホームな雰囲気でやっていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~18時。