生花店「Champetre(シャンペトル)」(鹿児島市名山町)が名山町の複合商業ビル「レトロフトチトセ」1階にオープンして、5月14日で1カ月がたった。
店主の井出智深(さとみ)さんは日本インストラクター技術協会が認定する「ローズソムリエ」の資格を持つ。自宅の庭で15種類のバラも育てている。同ビルでこれまで季節の花を販売するイベントを年4回行ってきたが、以前あった「森かぞストア」が市電側に移動したことから、ビルオーナーから打診され出店を決めた。
店名はフランス語で「田園風・田舎風」を意味し、同名のバラ銘柄もあるという。フランスでは野花を束ねたような自然なスタイルの花束を「シャンペトル・アレンジ」と呼び、井出さんが同店で提案したいスタイルでもある。
フラワーアレンジ用の切り花は、旬の花を常時5種類ほど用意する。多品種をそろえるのではなく、「旬の花」にこだわり、インスタグラムに投稿、「その花を目的に来店してもらう」ことを目指す。そのほか、指宿から仕入れるフィカスやエバーフレッシュなどの観葉植物も取りそろえる。
ブーケやフラワーアレンジメントを注文する際は4日前までの連絡を薦める。価格は希望に応じるが、「3,000円以上はあった方がブーケとして形になる」とも。
井出さんは「ギフトとしての花はもちろん、自分のために飾る花としてもシャンペトルスタイルを楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
営業は水曜~土曜の11時~15時30分。日曜・月曜・火曜と第3週(月曜~日曜)定休。