パン店「Bakery Panto(ベーカリーパント)」(姶良市宮島町)が5月21日、国道10号線・運転試験場入り口交差点近くにオープンした。
県内外のパン店に勤務し経験を積んできた店主の入部加代子さんが「自分の好きなパンを作りたい」と独立開業した。テイクアウト専門店で、店舗面積は約10坪。店内奥の工房で焼き上げたパンを販売する。
店は1人で切り盛りしており、朝8~10時にはパンの焼き上げを終え、午後からは販売に携わる。「お客さまと直接話ができ、どんなパンを作ってほしい、どれがおいしかったという話ができるのがうれしい。大事な時間になっている」と入部さん。
パンは現在約30種類を用意。「人気商品」は、三日月の形をした塩バターパン(170円)、あんバター、クリームから手作りしているクリームパンなど。チーズやウインナーを使った調理パンも取りそろえる。食パンは湯ごね製法で作ったものを用意する。
入部さんが最もこだわるのはフランスパン(280円)。フランス産のフランスパン専用の粉など、5種類の粉をブレンドしている。低温熟成で生地を数日寝かせてから焼き上げるという。
オープン以来、「鹿児島市や霧島市からもお客さまが来てくださる」と入部さん。「おいしいパンはもちろん、生活の一部になるようなパンを作りたい。今後も種類を増やす予定」とも。
営業時間は8時~(無くなり次第終了)。月曜・火曜定休。駐車場は3台。