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鹿児島発の愛犬用フレッシュフード、メーカーが保護犬活動団体へ寄付始める

利用を呼びかける原田社長(右)とスタッフ

利用を呼びかける原田社長(右)とスタッフ

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 愛犬用のフレッシュフード「Buddy FOOD(バディフード)」を製造・販売する「Buddycare(バディケア)」(鹿児島市名山町)が6月1日、同商品を保護犬活動団体に寄付する取り組みを始めた。

バディフード

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 2021年4月、「鹿児島県ビジネスプランコンテスト」のファイナリストに選ばれた事業を法人化する形で創業した同社。鹿児島県産食材を主に使った冷凍フードをオンラインで販売している。今月始めた寄付では、動物病院経由での販売量の5%に相当する同商品を、保護犬活動団体「はーとinはーと」に寄付する。

 社長の原田和寿さんは薩摩川内市生まれ。元商社マンで、東京や米国で勤務してきた。鹿児島を拠点にした理由は、肉・魚・野菜など同社が求める「質のいい食材が全てそろうのは鹿児島で、調理の現場にも通いやすいから」と振り返る。犬は雑食で、「肉類・野菜類・米などをバランスよく摂取することが重要」だという。

 昨年8月には獣医師への営業を開始。5月末には同品を紹介する動物病院が全国で600病院を超えた。鹿児島県内では30の動物病院が紹介しており、購入希望者には病院のクーポンコードを伝えている。

 7月には、ペットの健康管理プラットフォームアプリをリリース予定。「犬の死因の80%は生活習慣にあるが、病気になる前のデータがほとんどない」と原田さん。2021年9月に始めたサブスクリプションサービスを通じて5000匹ほどの健康管理データを蓄積してきたが、同アプリの展開で「さらなる未病支援や診療支援にもつなげていきたい」と話す。

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