鹿児島市に本社を構える人材派遣会社「清友」(鹿児島市大黒町)の宮之原明子社長が8月16日、初の著書「好かれるリーダーに変わる50の技術 ~人手不足を解消するチームのつくり方~」(セルバ出版)を出版した。
1981(昭和56)年創業の同社を20歳で引き継いだ宮之原さん。披露宴やパーティースタッフの派遣、モデル・タレント・司会のコーディネート、食品プロモーションなどのほか、外国人紹介、飲食店運営などにも取り組む。グループ会社では障がい者福祉事業も展開し、「天文館果実堂」「水族館の果実堂」、天文館図書館に併設のカフェ「Brew」を就労継続支援A型・B型で運営している。
同書では、「年間1万人を超える」というスタッフへの指導や経験を元に、離職させず、「チームの力を最大化」させるためのリーダーシップスキルをまとめた。「相手を理解するコミュニケーション」「すべての人を活かす仕事術」など全7章で構成する。
「好かれるリーダー」になるために最も大切なこととして、第1章では「嫌われない」ことの重要性を挙げる。「どんなに真っ当なことを言っていても、嫌いな人の言葉は耳に入らない」「上に立つ人こそ、嫌われないことが大切」と説く。続く章では、「好かれる人」になるためのコミュニケーション術や言葉遣いなど、「魅力学」の講師も務める宮之原さんの具体的なメソッドを盛り込んだ。
読者対象は「経営者、各部署、パート、アルバイトのリーダーなど、チームの大小にかかわらず、一緒に働く仲間が一人でもいる人」と宮之原さん。「せっかく採用した人が辞めていくのはもったいない。本書が人手不足を解消する礎となるよう、鹿児島から日本全国へ発信していきたい」と意気込む。
価格は1,760円。四六判並製、184ページ。