照國神社(鹿児島市照國町)で2月3日、厄よけ開運祈願として豆まきが行われた。
十数年前から豆まきを行うになった同神社。権禰宜(ごんねぎ)の赤崎俊彦さんは「震災のこともあり、絆を大事にするということで、家内安全の厄払いが(例年に比べ)多かった」と話す。「自分の『厄』を細かくして豆として散らすことで厄よけができる。まかれた豆(=厄)を拾う(=善行)ことで『災い転じて福となす』」とも。
境内に設けられた特設舞台に上がったのは、今年が厄年にあたる人、年男・年女の20人。それぞれの抱負を述べた後、「鬼は外」の掛け声と共に、熊手や破魔矢などの縁起物が当たるくじ付きの「福豆」1500袋やお菓子を、詰めかけた一般客らに向けまいた。
特設舞台から福豆をまいた市来原優樹さんは「今年は年男・厄年で、今日が誕生日。本厄だが、就職も決まったので頑張りたい。あとは彼女だけ(笑)」と今年の抱負を述べた。