鹿児島県内の花卉(かき)約2万本を展示・販売する「フラワーフェスタinかごしま2012」が2月10日~12日、かごしま県民交流センター(鹿児島市山下町)をメーン会場に開かれた。
鹿児島の花についてより多くの方々に知ってもらおうと、県や園芸関係団体などが毎年この時期に開いている同イベントは今回で25回目。今年のテーマは「花のある暮らしは幸せな暮らし」。
会場中央付近には、「フラワーパークかごしま」(指宿市)でしか見られないという早咲き桜「伊豆の踊子」を飾り、訪れた人々は一足早い春の気分を満喫した。会場内で園芸相談に当たっていたフラワーパーク栽培管理課の富永さんは「発見者で命名者である石井武夫さん(故人)からお預かりした大切な株をフラワーパークが保有している。今年は開花が少し遅いが2月20日ごろには満開の桜が楽しめるのでは」と話す。
会場には県内花卉関係団体による装飾や、マスコットの展示、県産花卉、育成品種の紹介の他、一般がデザインしたアレンジ作品も並んだ。期間中、マーガレットやビオラなど季節の花を使ったガーデニングやフラワーアレンジメントの教室も開かれ、集まった人たちは寄せ植えなどを楽しんだ。12日には展示された花のオークションも行われた。
今年初めて同フェスタのサブ会場となった「天文館ぴらも~る」(アーケード)では、「フラワーバレンタイン」をテーマに、チーム対抗で花のオブジェを制作する「フラワーデザインかごしまカップ」などが開催された。