鹿児島市の上町地域活性化の課題を話し合う「上町學舎2012」が2月19日、祇園之洲社会福祉コミュニティセンター(鹿児島市祇園之洲町)で開かれる。
3回目となる今回の上町學舎テーマは、「連携から協働へ」。当日は、鹿児島市の地域コミュニティービジョン戦略会議委員長で第一工業大学教授の石田尾博夫さんが「地域が輝く まちづくり」と題して基調講演を行う。そのほか、宇都大作さんが主宰する劇団・上町クローズラインが、鹿児島にまつわる歴史をひもとく「陽の当たらない英雄列伝」として、明治維新期に鹿児島に8年間滞在し、西洋医学を伝えた英国人医師ウィリアム・ウィリスを題材にした演劇のダイジェスト版(本公演は2012年12月予定)を上演する。
學舍を主催する上町タウンマネジメント(池之上町)では事前に住民アンケートを実施。既に町内外から300近い回答が寄せられているという。代表幹事の内村文泰さんは「アンケートの結果を分析しながらワークショップを行い、自分たちが住む地域をもう一度見つめ直したい」と話す。
「参加者が私たちの町はこんな町だという共通認識を持ち、その上でより住みやすい、働きやすい、住み続けたい町にしていくためにはどうしたらいいかを一緒に考えたい。そして、話し合いの中から気付きが生まれ、何かが変わっていくきっかけになれば」とも。
開催時間は13時~16時30分。参加費は300円。定員80人。参加申し込み締め切りは今月18日。