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鹿児島に県内産の野菜スイーツ&ティー専門店-野菜の採り方を新提案

野菜スイーツとベジティー専門店「HONDENO」加治屋町店

野菜スイーツとベジティー専門店「HONDENO」加治屋町店

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 ベスト電器鹿児島本店そばに6月23日、野菜で作るお茶とケーキの店「HONDENO(ホンデノ) 加治屋町店」(鹿児島市加治屋町、TEL 099-222-2724)がオープンした。

野菜スイーツ&ベジティー

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 同店は、関東のホテルでフランス料理のシェフとして腕を奮っていた吉川勝二さんが手掛けるカフェ・レストラン「HONDENO 天文館店」に続く2号店。天文館店で提供していた野菜スイーツと、新メニュー・野菜のお茶「VEGETEA(ベジティー)」の専門店。店舗面積は約10坪で、店内にはテーブル8席とカウンター5席のイートインスペースを設ける。

 ケーキやティーは、契約農家や有機野菜を取り扱う店から県内産の野菜を仕入れて作る。「ケーキにはかなりの量の野菜を使っているが、野菜嫌いな人でも普通のケーキのようにおいしく食べられるように、野菜の味がしないよう工夫している。砂糖の量も(通常のケーキの)半分以下なのでヘルシー」と吉川さん。「野菜のケーキだから(味は)こんなもの、と思われたくなかった。野菜で作っているからおいしい、と言われるものを目指した」という。

 今回が初の試みとなるベジティーは、素材が持っている栄養を無くさないように低温で焙煎(ばいせん)し細かくなった野菜を、紅茶のようにお湯で煎じて飲む。「焙煎時に一番強く香る時が、野菜の力を一番出せている時」(吉川さん)という。桜島大根の葉、玉ネギ、ホウレンソウ、ゴボウ、ショウガ、小松菜など十数種類から6~7種をブレンドする。色は緑茶に近く、苦みや青臭さはない。「ブレンドティーとしているが、ベジティーは『野菜のスープ』。(茶こしなどで)こしてもいいが、そのまま食べてもいい」と話す。体調や気分など、心身に合わせて調合するサービスも検討中という。

 野菜スイーツは、「桜島大根シフォン」「甘夏シフォン」「カボチャシフォン」(以上310円)、「トマトショートケーキ」(350円)、「ナスのダックワーズ」「安納芋のクリームチーズケーキ」(以上380円)、野菜のパウンドケーキ各種(150円)など。ベジティーは、「モゼブレンド」や「おやっとさあブレンド」「チェストブレンド」など5種類(350円)。粉末状のものは150円(500ミリリットル分)で販売する。ショーケースに並ぶケーキは仕入れや季節によって変わる。

 吉川さんは「野菜の勉強をもう一度し直そうと思う。今年は何が客に受け入れられるのか模索する1年」と意気込む。

 営業時間は11時~19時30分。火曜定休。

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