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鹿児島にミニ「屋台村」-地元焼き肉店が地域活性化目指し開く

コンテナ再利用の店舗。鹿児島国際大学近くにオープンした「あげ屋 ムゲン」(手前)と「串焼 ムゲン」(左から2つ目)

コンテナ再利用の店舗。鹿児島国際大学近くにオープンした「あげ屋 ムゲン」(手前)と「串焼 ムゲン」(左から2つ目)

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 鹿児島国際大学近くのしちりん焼き肉店「黒豚ホルモン 炭焼ムゲン」(鹿児島市坂之上7、TEL 099-299-0209)が8月2日、同じ敷地内に「あげ屋 ムゲン」「串焼 ムゲン」をオープンした。

夜の「ムゲン」。入口の絵は美術サークルが制作(途中)

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 同店は「うえがき酒店」が持つ400坪の敷地内にあり、駐車場として使っていた空スペースにあったコンテナを改装して出店している。店舗面積は約12平方メートル。縦に並んだコンテナは4つで、今春まで選挙事務所として使っていたもの。「撤去してしまうのはもったいないし面倒。いい使い道はないか」と相談を受けた焼き肉店店主の砂坂二夫さんが「春にオープンした『屋台村』のようにしてみては」と提案した。

 コンテナの入口側を覆うトタンを跳ね上げると屋根になり、ちょうちんをつるしてその下に椅子やテーブルを置く。砂坂さんは「坂之上方面は桜島の噴火による火山灰の影響も少ないのでオープンテラスで営業できる」ことを利点に挙げる。「せっかく一つの敷地内にある」ので、買ったものはどの席でも飲食できるフードコート形態をとる。

 「あげ屋」の主なメニューは、出水産の鶏の空揚げ。「鶏骨付き」「鶏モモ肉」「鶏むね肉」はいずれも150円(100グラム)。「串焼き」は日本生まれ薩摩育ちの鶏「赤鶏さつま」の串焼きがメーン。「モモ」「モモニンニク」(以上120円)、「レバー」「皮」「ズリ」(以上100円)などを提供する。

 4つのコンテナのうち現在営業しているのは2店。残る2つも経営者を募集しており、検討を重ねている最中という。今月15日にはイベントを開催するなど「今後も坂之上地域を盛り上げたい」と意気込む。

 営業時間は、「あげ屋 ムゲン」「串焼 ムゲン」=16時~21時、「炭焼 ムゲン」=17時~22時。日曜定休。

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