鹿児島・桜島の「茶いローソン」が閉店-国立公園内で景観保つ

1月31日までで閉店する「ローソン 桜島店」。景観条例を考慮して「桜島の溶岩の色」をイメージしての配色。

1月31日までで閉店する「ローソン 桜島店」。景観条例を考慮して「桜島の溶岩の色」をイメージしての配色。

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 鹿児島・桜島の国道224号線沿いにある茶色のローソン「ローソン 桜島店」(鹿児島市桜島横山町)が、1月31日で閉店する。

「茶いローソン」と桜島

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 こげ茶色の屋根と、白地にカフェオレのような濃いクリーム色で描かれたロゴが特徴的な同店。「爽やかさ」を連想させる通常の青・白カラーに比べ、落ち着いたイメージカラーを採用していた。「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」など数種類のカラーバリエーションを持つローソンだが、鹿児島県内114店舗(2012年12月現在)のうち、特別カラーは同店のみ(他店舗は通常の青・白カラー)。

 全国でも珍しいカラーを使うのは、同店が建つ地域が国立公園に指定されているため。景観条例に合わせた外装になっており「配色については、桜島の溶岩の色をイメージしている」(ローソン・広報)という。ほか、景観条例に配慮した店舗は京都の「ローソン 八坂神社前店」(京都市東山区祇園町)などがある。

 同じく国立公園指定の地域で、国道を挟んで斜め向かいには茶色のファミリーマートもある。「茶いローソン」「茶ミマ」と呼ばれ桜島を訪れる人々に親しまれてきたが、「茶いローソン」は今月いっぱいで見納めとなる。

 ローソンは閉店理由について非公開としている。

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