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明治から平成まで、街のにぎわい写す-鹿児島で「天文館昔の写真展」

天まちサロン・サテライトにて開催中の「第2回天文館昔の写真展」。写真は中央地区商店街振興組合連合会事務局の有村裕晶さん。

天まちサロン・サテライトにて開催中の「第2回天文館昔の写真展」。写真は中央地区商店街振興組合連合会事務局の有村裕晶さん。

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 天まちサロン・サテライト(鹿児島市東千石町、TEL 099-213-9574)で現在、「第2回天文館昔の写真展」が開催されている。中央地区商店街振興組合連合会事務局(中町、TEL 099-210-7133)(以下、中振連)と、まちづくり鹿児島(東千石町、TEL 099-213-9574)共催する。

来場客の思い出が記された感想ノート

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 同展では、主に天文館で働く商店主から集めた写真を中心に約200枚をパネル展示。戦前の白黒写真から、戦後のにぎわいを写した写真までが並び、来場客同士で懐かしむ姿も見られる。昨年度は10日間で来場者数が6000人を数え、好評を受け作品数や期間を延長して第2回を開催する運びとなった。

 主催する中振連は、天文館に11ある通り会から代表が集まり22人で構成。近年の鹿児島中央駅周辺と谷山地区の再開発と集客力に危機感を感じた世代の若い理事たちが、それぞれ仕事をする傍ら2011年に活動を始めた。通りの菓子店で専務を務める有村裕晶さんは「他地区にない天文館の魅力は『歴史』と『大きな地区だからこそ生まれる連帯感』」と話す。若い人をはじめ、もっと天文館に足を運んでもらえるような演出ができないか考え、通りを歩けば必ず驚きや発見があることや、思い出がつくれる場所であることを伝えようと同展を企画した。

 会場では、常駐スタッフが案内人を務めるほか、訪れた市民にお茶を振る舞うなどのサービスも。本年度から、一般の市民からも思い出の写真を募集し展示する試みも始める。有村さんは「天文館の街並みや、天文館にあふれる笑顔を後世に伝えていきたい。多くの市民の方々の、思い出の写真を募集している」と話す。

 同展は空き店舗を活用しており、同じ敷地内でひな祭りのイベントや物産展も同時開催している。開催時間は11時~19時。3月24日まで。今月11日~17日には郡山町、18日~24日には桜島町の特産品直売フェアをそれぞれ同時開催する。

問い合せは、天まちサロン(東千石町、TEL 099-213-9574)まで。

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