鹿児島市のクリエーティブタレント育成支援事業として、昨年に引き続き2度目の開催となる「かごしまデザインキャンプ2013」が、7月18日と19日、デザインの分野で活躍するゲストを迎えてオープニングカンファレンスを行う。

昨年の様子

　デザイナーのスキルアップや、企業のデザインを取り入れたマーケティング力の向上を図る目的で、セミナーやコンテストを開催予定の同事業。オープニングとして、18日は天文館シネマパラダイス（鹿児島市東千石町）、19日はソフトプラザかごしま（名山町）で「今、求められるデザインを考える。」と題し、各界で活躍するゲストの成功例や失敗例を聞きながら鹿児島から発信する新しいビジネスモデルを模索する。

　ゲストには、「日経デザイン」編集長の下川一哉さん、「デジタルハリウッド大学」学長の杉山知之さん、「ウジパブリシティー」社長のウジトモコさん、「greenz.jp」編集長の兼松佳宏さん、「グッドアイデア」社長の松田朋春さんの5人を招く。いずれも東京・鹿児島で、企業や国の事業に参入するなどして活躍するメンバー。

　8月と10月から始まるセミナーには、デザイナー枠とディレクター枠を設ける。鹿児島市産業創出課係長の馬立さんは「県内において、デザイナーと商工業者が、お互いを知らないという状況がよく見受けられた。両者のマッチングを行うディレクターという人材を育成できれば」と期待を寄せる。

　来年2月には「かごしまデザインアワード2013」を決定する表彰式を開催予定。既存商品のデザインリニューアルや、新商品のデザインなどについて、事業者から提示された課題を元に、全国のデザイナーから作品を募集する。優れた作品には、賞金総額100万円が授与される予定。

　オープニングカンファレンス開催時間は、18日は13時30分～16時、19日は10時30分～17時。カンファレンスの参加は無料。ただし事前登録が必要。申し込みは「かごしまデザインキャンプ運営事務局」（info@sokido.jp）まで。