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「鹿児島ウエディング協議会」発足-16社連携、披露宴実施率向上へ

左から、同協議会理事の藤絹織物・藤茂喜社長、会長の城山観光ホテル・伊牟田均社長、副会長の鹿児島サンロイヤルホテル・中拂尚平社長、理事の山形屋・下脇芳明本店長

左から、同協議会理事の藤絹織物・藤茂喜社長、会長の城山観光ホテル・伊牟田均社長、副会長の鹿児島サンロイヤルホテル・中拂尚平社長、理事の山形屋・下脇芳明本店長

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 県内のウエディング事業者16社が9月13日、披露宴の実施率の向上を目的として「鹿児島ウエディング協議会」を発足した。ウエディング事業の同業者が枠を超えて協力する取り組みは全国でもまれ。

(参考)記者会見時のスライド資料

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 同協議会によると、県における披露宴の実施率は、婚姻届を提出したカップルの54%にとどまり、全国平均を下回る数字だという。少子化の影響もあり、結婚しない人の割合が25%、離婚率も同率となっている。「昔と今の価値観の違いかもしれないが、あらためて結婚式・披露宴の『価値』を多くの県民の皆さんに理解いただき、鹿児島を『人と人との絆あふれる県』にしていきたい」と、協議会発足に至った背景について同協議会の伊牟田均会長(現城山観光ホテル社長)は話す。

 城山観光ホテル、鹿児島サンロイヤルホテル、山形屋、藤絹織物、フタバブライダルの役員を筆頭に、会員のスキルアップと併せて、県民に向けたイベントの開催や商品開発、啓発活動としての情報発信を行っていく計画だ。具体的には、ウエディングプランナーのコンテストを行うほか、県民のさまざまなニーズに対応した商品開発、子どもを対象にしたウエディングドレスのファッションショーの開催などに取り組む予定だ。

 今後の目標として、伊牟田会長は「3年間で披露宴の実施率を5%~10%底上げすること」を挙げる。「人との絆が深まることで心豊かな県になるのでは」とも。

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