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ゆかりの地鹿児島で「向田邦子展」-小説の主人公にフォーカス

「向田邦子の女、向田邦子の男」展の会場風景。

「向田邦子の女、向田邦子の男」展の会場風景。

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 かごしま近代文学館(鹿児島市城山町、TEL 099-226-7771)で現在、「向田邦子の女、向田邦子の男」展が開催されている。今夏三十三回忌を迎えた作家、向田邦子の直筆原稿や、脚本、遺愛の品など全95点を並べる。

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 向田さんは9歳から11歳の2年間、両親の転勤のために鹿児島で過ごし、「長く生きられないと判ったら鹿児島へ帰りたい」と自身のエッセーに記すほど鹿児島への愛を生前から語っており、同館には多くのゆかりの品が収蔵されている。

 同展では、向田が書いたエッセー、小説、脚本に登場する女と男に焦点を当てる。同館スタッフの井上育子さんは「女と男のそれぞれの魅力を通して人間の魅力を感じていただければ」と話す。併せて、常設展示「向田邦子の世界」ではミニ企画「向田邦子のかばん」も開催中。

 開催時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。火曜・年末年始(12月29日~1月1日)休館。来年1月13日まで。

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