西宮で「ヒッチハイク教室」を開き話題となった、鹿児島在住で「逆ヒッチハイクの旅」の本を販売する「あやしくない本屋」のロビイー(本名=柴周吾)さんが2月3日、鹿児島へ戻った。
滞在期間1週間にもかかわらず、西宮経済新聞や神戸新聞、地元のコミュニティ-FMなど4つのメディアで取り上げられた。
1月29日に「焼き鳥じゅげむ甲子園球場前店」で開いたヒッチハイク教室は、鹿児島で意気投合して仲良くなった同店店主・山崎哲さんの店でアルバイトをしているときにアイデアが浮かんだという。ロビイーさんを取材した西宮経済新聞の林拓真編集長は、第一印象について、「むちゃくちゃ怪しいと思った」と話した。しかし、「話をしてみるととても根が真面目。この店は旅人が集う店だということもあり、面白い人が西宮に来ていることをもっと多くの人に知ってほしいと思った」と振り返る。
ロビイーさんは「0人でも開催すると決意を固めていたが、開催時間にはいつのまにか人が集まっていた」と話す。同店名物の「甲子園ヒーロー揚げ」を食べながらヒッチハイクの面白さを伝え、2月15日には、鹿児島のバー「コンフォート」(鹿児島市山之口町)でも開催した。
西宮滞在中は甲子園球場前で路上販売を行った。偶然通りかかった、ママチャリに乗った若い男性に声を掛けると、ちょうど日本一周をしている旅人。山崎さんの計らいで、滞在中は一緒に同店でアルバイトをしたというエピソードも明かした。
「夢は世界中を怪しくなくすること」とロビイーさん。当分は鹿児島に滞在し、天文館の路上やイベントで「あやしくない本屋」を開き、自身の旅をつづった「日本一周ヒッチハイクの旅」(1巻~3巻、各500円)を販売している。現在、第4巻を執筆中という。