鹿児島市内のイタリア料理店で現在、「かごしまイタリアンの会」主催でタコを使用した「サグラ」が開催されている。
「サグラ」とは、イタリア語で収穫祭という意味。各土地の食材を使い、収穫に感謝し郷土料理にして食する。
同イベントは2013年4月から毎月開催。5月は鹿児島市とナポリの姉妹都市盟約締結の記念月ということにちなみ、イタリア・ナポリでもよく使用される「タコ」をテーマとした。同会所属のイタリア料理店9店舗のシェフが、鹿児島県内産のタコを使用したイタリア料理を振る舞う。
同会は鹿児島を盛り上げていこうとするイタリア料理店の集まりで、現在約12店舗が参加している。2010年の姉妹都市50周年記念プロジェクトで、鹿児島の食材でイタリア料理のメニュー開発を行ったのがきっかけ。プロジェクト解散後、その経験を元にリサーチを進め「鹿児島の食材を使用した、イタリアで食べているかのようなイタリア料理を追い求めること」を目標に、2012年に同会を設立した。鹿児島の食材を使い「地産地消」を行いながら、鹿児島とイタリアの文化・食・歴史などを紹介している。
各店舗で提供するメニューは以下の通り。よか朗(伊田食品)「地ダコのアンジュレッティーバジルソース仕立て」、モッティーナ「タコのラグーソーススパゲッティ」、カンパーニア「長島地ダコのポリピアフォガーティ(ナポリ名物タコのトマト煮)」、ロロディナポリ「タコと白インゲン豆のサラダ」、イル・チプレッソ「地ダコのカレッティエッラ(アラビアータ風)」「地ダコのカルパッチョ」(コース料理に含まれる)、リストランテウチダ「地ダコと串良産赤ピーマンの煮込み(ナポリのマファルデで)」、オステリアポポラーレ「タコのカルパッチョマッシュポテト添え」、イルフェリーチェ「地ダコのアフォガート」「地ダコのアラビアータ」。価格は各店舗で異なる。
「各店のシェフたちが腕を振るってタコを使ったさまざまな料理を提供する。ぜひ食べに来ていただければ」と同会世話人。
今月25日まで。