全世界20カ国・400都市で、観客動員数は600万人に迫る和太鼓演奏グループ「TAO(タオ)」(大分県竹田市久住町)が6月15日、鹿児島市民文化ホール(鹿児島市与次郎)で公演「DRUM ROCK 続・十七人のサムライ」を行う。
2013年に結成20周年の記念舞台として披露された「DRUM ROCK 十七人のサムライ」に続く同作は、17人の鍛え抜かれたアーティストらによるスケールの大きな物語。真のサムライ・スピリッツを求め旅する姫たちが、次々と時空を超え歴史的な武将に出会ううちに真のサムライとなり、日本人の精神を守り続けていく決意をするというストーリー。
同作では、世界的ファッションデザイナー・コシノジュンコさんが200点を超える衣装を制作。舞台背景には数々の「琳派」絵画を取り入れるなど、「日本の誇り高い美を追究する舞台構成を体験することができる」という。5月に始まった九州・沖縄各県を回るツアーでは「とても評判がよく、各会場ほぼ満員状態が続いている」と事務局の担当者。
国内外に展開するラーメン店「博多一風堂」とのコラボショップでは、日本の「食」と「舞台芸術」の融合で「日本のかっこよさ」を世界に発信するTAO。「世界で通用するエンターテインメント」を目標にアジア進出もスタートし、来年はパリでのロングラン公演も決定。3月には竹田市から初の国際観光親善大使にも任命されている。
15時15分開場、16時開演。料金は、SS席=6,500円、S席=5,500円、A席=4,500円。各プレイガイドほか、鹿児島市民文化ホールで取り扱う。問い合わせはTAO事務局(TEL 092-721-2015)まで。