鹿児島中央郵便局前の一條通りに、名古屋発祥の台湾ラーメン店「らーめん江楽」(鹿児島市中央町、TEL 099-255-9717)がオープンして3カ月がたった。
赤い看板とのれんが目印の店は、カウンターのみ10席を設ける。名古屋で台湾人が始めた激辛ラーメンを、日本人でもおいしく食べられるようにアレンジしてできたのが「江楽」(名古屋市守山区)の「台湾ラーメン」。その味に感動し、鹿児島にも広めたくなったという店主の松田俊一さん。もともとラーメンが大好きで、家のずんどう鍋で作る豚骨ラーメンを友達に振る舞うほどだったという。定年退職を機にオープンに踏み切った。
看板メニューの「台湾ラーメン」は、しょうゆベースで鶏ガラとゲンコツ、豚足を煮込んだスープ。麺の上に載るトウガラシ、ひき肉、ニラ、モヤシは大豆油で炒めることで、癖がなくシャキシャキとした食感を残した。麺は卵を使わないちぢれ麺で、粉の配合によりのびにくく、しこしことした食感を楽しむことができる。
麺やしょうゆ、ゴマ、ラー油などは名古屋から取り寄せ、本場の味を再現する同店。チャーシューやひき肉には脂身が少ないロース肉を使うほか、スープにはコラーゲン質の豚足を加え、鹿児島の人も食べやすいようしょうゆの分量を減らすなどのアレンジも。
店主の松田俊一さんは「野菜のシャキシャキ感と麺のしこしこ感がスープの味を引き立てて、癖になる味」と話す。「リピーターになっていただける方も多い。辛さも調節できるので、一度食べていただければありがたい」とも。
メニューは、「台湾ラーメン」(700円)、ゴマの風味が豊かな「坦々麺」(800円)や、男性に人気の大きなチャーシューが5枚も載った「チャーシューメン」(900円)、「ラーメン」(600円)など。100円増しで野菜大盛りや麺大盛りができるほか、ウズラの卵3個のトッピングも。「ニラレバ炒め」(600円)、手づくりギョーザ、まぶし飯(以上、300円)、瓶ビール(500円)。
営業時間は11時~14時30分、18時30分~23時30分(日曜は昼のみ)。スープ、麺が無くなり次第終了。