新ホテル「レム鹿児島」(鹿児島市東千石町)で現在、10月予定の開業に向け急ピッチで準備が進められている。運営は阪急阪神ホテルズ(大阪府北区)。
延べ床面積は約7,846平方メートル。地上13階建てで、1階・2階には商業施設が入り、3階以上が客室となる。客室数は251室で、内訳はシングル(13.8平方メートル)88室、ダブル(14.7平方メートル)80室、ツイン(18.4~26.2平方メートル)82室、ユニバーサルルーム(26.0平方メートル)1室。日比谷、秋葉原に続く3号店で、首都圏以外の地域では初出店となる。
鹿児島進出について、レム事業部新ホテル準備室統括マネージャーの森本純一さんは「九州新幹線全線開業で九州内はもちろん、関西、さらには、広島や岡山からの利用客も見込める。天文館も予想以上に活気があり驚いた」と話し、出張で鹿児島を訪れるビジネスマンを中心に観光客の取り込みも狙う。
「快眠などをアピールするホテルは近年多くなっているが、部分的なものも少なくない。レムは名前の由来(レム睡眠・ノンレム睡眠)、コンセプトに基づいて、ホテル全体が快眠に繋がるように工夫している」と森本さん。浴室には全室レインシャワーとスツールを設置することで、「精神的な部分を癒やしてもらい」、入浴後はマッサージチェアで「一日の肉体的な疲れをほぐしてもらう」、そして、最後にレムのオリジナルベッドで「心地よい眠りへといざなう」というストーリーで、他ホテルとの差別化を図るという。
予約受け付けは7月15日からの開始を予定している。