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鹿児島でご当地ノンアルビール-実は下戸の「西郷どん」でも飲めると話題に

「明治維新150周年」のテーマで、特産品コンクールに入賞した「SAIGO」

「明治維新150周年」のテーマで、特産品コンクールに入賞した「SAIGO」

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 明治維新の立役者で、酒が弱く下戸だったといわれている西郷隆盛でも飲めると話題を集める、鹿児島初のご当地ノンアルコールビアテイスト飲料「SAIGO(サイゴウ)」が11月1日、県内各地で発売された。販売は湯砂菜(ゆさはな)企画(指宿市)。

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 平成の名水百選にも選ばれた、そうめん流し発祥の地でもある指宿・開門唐船峡の天然湧き水と、屋久島産のタンカン果汁を使った同商品。「フルーティーなさっぱりとした味わいで、喉越しもすっきり」と仕上がった。10月16日に開催された「2014かごしまの新特産品コンクール」では、「鹿児島県観光連盟会長賞」を受賞するなど話題を集めている。

 「焼酎などお酒を飲まない方にも、その地域ならではのものを飲んでいただきたい」と、開発に至った経緯を話す同事業代表の倉本哲さん。開発から発売まで2年をかけたという同商品は、西郷隆盛の末孫にあたる西郷隆夫さんらも公認済みとのこと。

 販売する湯砂菜企画は、もともとは電子部品の組み立て・製造を行う「エール」の倉本社長が「地域資源を有効活用したい」と事業を開始。2008年にはご当地サイダー「指宿温泉サイダー」を発売した。「エール」でも、指宿特産のオクラのネットを利用した洗顔用泡立てネット「アワラボ」が6月に発売になったばかり。「今後も地域の資源を生かした商品開発をしていきたい」と倉本さんは意気込む。

 「SAIGO」は「鹿児島ブランドショップ」(鹿児島市名山町)をはじめ、今後も県内各地の飲食店やホテル・売店などのほか、全国のアンテナショップや郷土料店などでも取扱店を増やしていくという。価格はオープン。

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