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天文館に溶岩焼きが売りの居酒屋-元・神輿「頭」の女性が脱サラ開業

「居酒屋017よか晩」店舗内観。写真右が店主・森玲奈さん。

「居酒屋017よか晩」店舗内観。写真右が店主・森玲奈さん。

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 天文館・御着屋交番近くに、神輿(みこし)の「頭」を長年務めた女性が開業した「居酒屋017よか晩」(鹿児島市東千石町、TEL 099-227-1010)がオープンして1カ月がたった。

メニュー一例

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 店舗面積は約28平方メートルで、席数はカウンター6席、テーブル席8席の計14席。各テーブルには桜島の溶岩プレートが設けられ、県産の肉や魚介・野菜を自分で焼いて食べることができる。遠赤外線効果で「表面はこんがり、中はふっくらジューシー」に焼き上がり、来店客からも好評だという。

 短髪でTシャツに前掛け姿の店主・森玲奈さんは、百貨店で焼酎など地元の食材・食品の販売に約11年携わり、脱サラ後、念願だった同店をオープン。百貨店に勤務していた時は、「おぎおんさぁ(祇園祭)」で神輿の担ぎ手をまとめる「頭」を9年間も務めた。「大変だったこと、悔しかったことも多かったが、いつも担ぎ手の皆が助けてくれた。祭りの一日が終わると、達成感とともに自然と人の輪が広がり、笑顔があふれていた。今の私の財産」と森さんは振り返る。

 「人と人がつながることの素晴らしさ」を実感し、店舗コンセプトも「人と人がつながる楽しい店」にした。会話を増やしたいとの思いから、ドリンクはセルフ形式で、注文も自己申告制。「『ここに来れば、なんか楽しい!』というような店作りをしている。一緒によか晩を過ごしましょう」と来店を呼び掛ける。

 溶岩焼きは、「おまかせお肉(鶏・豚)」(1人前5品=500円)、「おまかせお肉と海鮮」(1人前6品=600円)、「野菜盛」(300円)など。一品・つまみは、「甑島・けんたの濃厚寄せ豆腐」(アボカドと柚子胡椒・オリーブオイルと塩・甘口しょうゆと鰹節、各400円)、「枝豆(坊津のあら塩かけ)」(300円)、「こりゃやみつき!鶏のレバー煮」(500円)、「クリームチーズ」(ぶっかけ酒盗・ぶっかけはちみつ、各400円)など。締めの一品は「鶏そぼろ親子めし(だしスープ付き)」(500円)、「茶ぶし(宮之城おばんずの味噌)」(200円)、デザートは「しゃりしゃりバニラアイス(頴娃町嶽さんの粉茶かけ)」(300円)など。

 ドリンクメニューは、「今週のオススメ焼酎」(350円)、単品焼酎(500円、2合800円)、生ビール・グラスワイン(各500円)、果実酒(缶350円)、ソフトドリンク(250円)。

 営業時間は18時~24時。月曜定休(祝日の場合は火曜)。

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