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天文館アーケードで野菜の無人販売-空き店舗前を活用

鹿児島プラザホテル天文館がアーケードで行う無人販売の様子

鹿児島プラザホテル天文館がアーケードで行う無人販売の様子

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 鹿児島プラザホテル天文館(鹿児島市山之口町、TEL 099-222-3344)が12月、天文館アーケードの空き店舗前で、自社農場で育てた野菜の無人販売をスタートした。

「こもれび農場」で育てた野菜

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 天文館アーケードではほかに例のない無人販売。天文館本通り・「時報堂」跡のシャッター前に2段組のコンテナを並べ、阿久根市の自社農場「こもれび農場」で育てたグリーンレモン・ヒノヒカリを中心に、阿久根が特産のボンタンや、長島産の安納芋など季節の野菜を販売する。

 同ホテルを運営するケイオー開発の野村公社長が阿久根出身だったことから、第1次産業で地元を活性化したいと10年ほど前に自社農場を設立した。約1600平方メートルのレモン畑、6400平方メートルの野菜畑、2万9000平方メートルの田んぼと広大な敷地を構え、減農薬で育てた作物はネットショップ「平塚屋」で全国発送するほか、ホテル内のイタリアンレストラン「ガローロ」で提供する料理に使い、評判を集めているという。

 「ホテル入り口で販売していたころと比べ、売り上げは5倍になった。アーケードの中なので、雨や灰で汚れる心配もなくていい」と喜ぶ同社飲食事業課の小湊正臣さん。「ホテル内のレストランで食事をした後に購入してくれるお客さまもいる。ぜひ手軽に利用いただければ」とも。

 ラインアップは、ワックス・防腐剤不使用のグリーンレモン(100円)、2014年産ヒノヒカリ(白米・玄米、各1キログラム500円)、ボンタン(200円)、安納芋(1袋250円)など。

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