多くの参加者で賑わう講座! 初開催でもあり地元メディアの取材も
提供:Rethink Creator Project 制作:鹿児島経済新聞編集部
「クリエイターの地産地消」をテーマに地域創生を目指すプロジェクト「Rethink Creator Project」の鹿児島セミナーが6月21日、鹿児島市の「鹿児島中央ビルディング」(鹿児島市山之口町)で行われました。
主催は「クリエイターが働きやすい世界の創造」をビジョンに掲げ、全国のクリエイター育成に取り組んでいるクリエイターズマッチ(東京都渋谷区)。JT(東京都港区)が展開する「JT Rethink PROJECT」とのタイアップで2018年にスタートしたこのプロジェクトでは、視点を変えて考え(Rethink)、考えを形にし(Creative)、伝えることができる人財(Rethink Creator)を生み出していくことをテーマに、セミナーやコンテストを開催しています。セミナーは「地域の良さを地域に住むクリエイターが発信できるよう」と、クリエイターへの第一歩を後押しする内容。2年目となる今回は、15地域が追加され、合計24地域で無料セミナーが行われる予定です。。現在約3,700人が登録している、全国的にも注目を浴びるプロジェクトです。
鹿児島大学の学生4名
地域ごとに変わる地元のクリエイターの講師、今回は初の試みとして鹿児島大学の学生4名が登壇しました。「法学部で法律の勉強を行っているのですが、これからは地元を元気にしていかないといけないと先生から言われていた。デザインと町おこしがどのようにつながるか興味がありこのセミナーに参加することを決めた」と鹿児島大学2年生の山口胡桃さん。
クリエイターズマッチ・羽室吉隆さん
鹿児島セミナー当日は20代から50代の幅広い層の男女が参加。クリエイターズマッチCreator Platform事業部部長・羽室吉隆さん進行の下、「Rethink講座」「Createワークショップ」が行われました。
冒頭で「鹿児島は資源の宝庫です。そんな資源を使ったクリエイティブな発想は資源の数ほど生まれます・鹿児島というこの街でセミナーができることがとても嬉しいです。クリエイターというとハードルが高いと思われるのですが、気持ちがあればなれるんだよということをお伝えできるコンテンツを用意しました。今日はあくまでもスタートとして、楽しんでいって頂きたい」と挨拶を加えて、ワークショップがスタートしました。
鹿児島ならではのものを題材に、羽室さんや参加者に様々な質問が投げかけられると、参加者からもユニークな回答が。「焦点を絞って物事を見ると、情報を収集するのがすごく早くなる」と話す羽室さんから、「内側を見る・属性を見る・印象を見る」という「地域の魅力を発見するための3つのポイント」など、「Rethink=視点を変えて考える」コツが紹介されました。
参加した20代女性からは、「地元にずっといると、当たり前になりすぎて魅力がわからなくなるが、考え方1つで魅力的に伝えることができた。クリエイティブな取り組みに対しての考え方、地元の魅力の感じ方が変わった」と前向きな感想が寄せられました。
ワークショップの様子
ワークショップでは「火山灰の収集」「しんこ団子」「与次郎から見る桜島」などの鹿児島ならではの写真を題材に、「撮影者の気持ちになって伝えたい相手を想像してみよう」「写真からキーワードとなる言葉をたくさん見つけよう」「キーワードを入れてイメージを伝える」という3ステップを踏まえて、鹿児島の隠れた魅力が伝えるためのキーワード作りが行われました。写真に入れるキャッチコピーを決めるグループワークでは、参加者同士の意見交換が活発になされていました。
ワークショップの様子
最後に、それぞれのグループの代表者が出来上がった作品を発表。グループによってカラーの違う印象的な作品に、参加者も笑いも絶えなく、興味津々といった様子で発表を聞き入っていました。
30代女性からは、「デザインや色に興味はあったものの、自分で始めようというきっかけがなく、始めたいと思い本セミナーを受けました。デザインの固定感が変わりました。すごく楽しくて是非始めます! すごく楽しい時間でした。また参加したいです」という感想が寄せられました。
セミナー終了後、羽室さんに鹿児島セミナーの印象を聞いてみると「鹿児島は桜島や焼酎、畜産大国というイメージが強いけど、隠れた魅力的なコンテンツがたくさんある。定員がうまるのもとても早かったので、クリエイティブに興味があってもなかなかきっかけがない、という人も多かったのかなと感じました。もっともっと、クリエイターを目指す人たちと繋がっていければと思います」と話しました。
JTの嶋田有里菜さん
JTたばこ事業本部次長・嶋田有里菜さんは、「JTと聞くとたばこというイメージがあると思うのですが、実は吸う人と吸わない人がどうやったら心地よく一緒に過ごせる社会が作れるだろうか? という思想でさまざまな取り組みをしている会社です。その活動を通じて、たばこというものをそろそろ『Rethink』してみてはどうだろうということから、究極にクリーンなたばこの開発に挑戦しています。この考え方はたばこだけではなくても衣食住、ライフスタイルに繋がるものじゃないかと思っています。日常のあたり前のことでも、違う角度から考えて、発見して、発信して、初めて形になる。このプロジェクトを通して、今日参加して頂いた皆さんに発信する楽しさを知っていただければと思っています」と、このプロジェクトへの思い入れと、Rethinkすることの面白さを語ってくれました。
セミナー参加者が学んだことを生かしてチャレンジできる場も用意されています。それが「Rethink Creative Contest(リシンククリエイティブコンテスト)」。この日の課題と同じように、写真にキャッチコピーを配置した作品を応募するもので、「Rethink Creator賞」と「JT Rethink賞」の2部門を用意。年3回行われます。
現在、二回目の応募作品を受け付け中。セミナーを受けていない方も参加可能です。「Rethink Creator Project」のウェブサイトで動画教材が無料で公開されていますので、作品作りの前に視聴してみてください。
「これはクリエイティブのスキルを競うものではなく、アイデアや伝える力を競うコンテスト。当たり前だと思っていることでも、他地域の人から見ると不思議に見えるものです。地元の魅力を世の中に見せ付けてやるぞという気持ちで応募してください」と羽室さん。過去にはプロジェクトに出会うまでデザインの経験がない方がグランプリを受賞したこともあるそう。賞に選ばれると東京都内で年末に行われる表彰式への招待も。「Rethinkを活用して、地元の魅力を一個でもアウトプットするということをやってみてほしい」と講座を締めくくりました。
今後のセミナー開催日程について
南陽セミナー
【定員】30名
【日時】8/18(日)13:30~16:00
【会場】南陽市赤湯公民館えくぼプラザ
【住所】山形県南陽市赤湯791
【共催】南陽市商工会
【後援】南陽市
金沢セミナー
【定員】30名
【日時】8/24(土)13:00~15:30
【会場】ITビジネスプラザ武蔵 4階オープンサロン「CRIT」
【住所】石川県金沢市武蔵町14番31号
【後援】金沢市
松山セミナー
【定員】30名
【日時】8/31(土)13:00~15:30
【会場】マツヤマンスペース
【住所】愛媛県松山市千舟町5丁目3番17号3階・4階
【後援】松山市
札幌セミナー
【定員】30名
【日時】9/4(水)18:30~21:00
【会場】デジタルハリウッドSTUDIO札幌
【住所】北海道札幌市中央区南2条西3丁目12-2 NO37トミイビル2階
【後援】札幌市
石垣セミナー
【定員】30名
【日時】9/7(土)18:00~20:30
【会場】大濱信泉記念館
【住所】沖縄県石垣市登野城2-70
【後援】石垣市/共催:(株)ハブクリエイト、大濱信泉記念館
弘前セミナー
【定員】30名
【日時】9/15(日)13:30~16:00
【会場】ワークスペース SHIFT
【住所】青森県弘前市百石町38-1
盛岡セミナー
【定員】30名
【日時】9/13(金)16:00~18:30
【会場】盛岡情報ビジネス学校
【住所】岩手県盛岡市中央通3-2-17
秋田セミナー
【定員】30名
【日時】9/21(土)14:00~16:30
【会場】秋田市文化会館
【住所】秋田県秋田市山王7丁目3-1