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鹿児島のラーメン店「薩摩思無邪」、米進出控え各店で新たな取り組み

「薩摩ロール」(左)と「豚骨ライスバーガー」(右)

「薩摩ロール」(左)と「豚骨ライスバーガー」(右)

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 アメリカ出店が間近に迫ったラーメン店「薩摩思無邪(しむじゃ)」が、市内に展開する3店舗で、それぞれに新たなチャレンジを始めている。

「薩摩隼人」で提供を始めたオーガニックスムージー

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 同店がかねてより準備を進めていた、鹿児島市と姉妹都市盟約を結ぶ米フロリダ州マイアミ市への出店。現地の協力を得ながら、店の物件を決める段階まで来ているという。

 現地でのメニュー展開を見据え、マイアミと鹿児島を「フュージョン(融合)させた」メニューの提供を6月から始めた。マイアミ通り店(鹿児島市堀江町)では、豚骨ラーメンのトッピングにレタス、豚骨ソースをライスパテで挟んだ「豚骨ライスバーガー」(350円)、鹿児島中央駅西口店(西田2)では、さつま揚げやカニカマ、アボカド、のりをご飯で巻き、上からゴマを振りかけた「薩摩ロール」(4個、450円)を提供。

 黒さつま鶏をスープに使ったラーメンを主軸に、7月にメニューをリニューアルした「薩摩隼人」(中央町)では、野菜不足を解消するきっかけにしてもらおうと、その第1弾として「SUNSALO+」(吉野町)の有機野菜を使ったオーガニックスムージーの提供をスタート。「隼人はテストキッチン的な役目も兼ね、10年後20年後の未来のラーメン像を描きながら取り組んでいきたい」と話す店主の前村敬一さん。地産地消をテーマに、「体に優しいラーメン」の提供を目指すという。

 「3店舗がフュージョンし合って、さらなる高みを目指して取り組んでいきたい。その原動力は、お客さまの喜ぶ顔。ラーメンを作ることが恩返し。今年で25年目を迎える鹿児島とマイアミの姉妹都市の発展のためにも」と力を込める。

 営業時間は、マイアミ通り店=11時~15時・18時~22時、中央駅西口店=11時~24時(金曜・土曜は翌1時まで、日曜は22時まで)、薩摩隼人=11時~15時・18時~24時(土曜は11時~24時、日曜は11時~21時)。

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