区画整理中のJR谷山駅前エリアで、6階建ての商業複合施設「谷山複合ビル(仮称)」を建設する計画が進んでいる。2017年秋のグランドオープンを目指し、テナント募集も始まった。
谷山エリアを盛り上げようと、地元の不動産会社・ハマモト(鹿児島市谷山中央1)が開発を進める同プロジェクト。建設予定地は谷山中央1丁目4237-1。敷地面積は約895平方メートル。
6階建てのうち1・3・5・6階はテナント、2階は昭和40年代の雰囲気をイメージした「谷山屋台村(仮称)」を予定し、それぞれテナントを募集する。来年2月に説明会を開催予定で、1月31日までエントリーを受け付ける。4階は多目的に利用できるフットサル場を予定。
同社社長の濱元一伸さんを中心に有志らが立ち上げた、市民参加型のコミュニティーイベント「たにやま未来会議」も盛り上がりを見せている。8月に始まった同会議も既に4回を開催。まちづくりに携わる人をゲストに招いたトークライブや、参加者らが谷山について考えるワークショップを盛り込み、初月は100人以上が参加した。毎回さまざまな意見が交わされ、新たなプロジェクトが立ち上がるなど具体的な動きも出始めているという。次回は12月20日を予定する。
「この地に携わるようになって約20年。とにかく『たにやま』に恩返しがしたく、そのためにも皆さんの力を借りてより良いものにしていきたい」と意気込む濱元さん。「谷山の未来を楽しくする新たな風景を育てましょう」と呼び掛ける。
問い合わせは同社(TEL 099-263-5523)またはフェイスブックページで受け付ける。