大隅で老舗の畜産飼料会社「寿商会」(鹿屋市旭原町)が運営するカジュアルイタリアン「Centre(セントル)」(鹿児島市中央町、TEL 099-230-0403)が4月26日、アミュプラザ鹿児島5階にオープンした。
鹿屋で人気を集める「KANOYA BAR」「TAKE」、福岡に展開する「KANOYA BAR」「CENTRE」の姉妹店としてオープン。オープンキッチンを囲むような造りで、アンティークの家具や照明が雰囲気を演出する。席数は、3人掛けと6人掛けのソファが18席、テーブル44席、カウンター16席。
県産の牛・豚をはじめ、海鮮、福岡県糸島産などの有機野菜を使ったイタリアンが自慢。食材の良さを引き出すシンプルな味付けで、じっくりと炭焼きにして提供する。飼料を卸す生産者から一頭買いする黒毛和牛のハンバーグステーキや、ランチタイムは食べ放題になるグリル野菜が人気という。
飼料の買い付け、製造、販売を行う同社が飲食事業を始めた理由について、「生産者がこだわって作ったものが首都圏などに流れ、地元で食べられる場所があまりなかった」と説明する同社社長の竹中貴志さん。「相場の変動に左右されやすい畜産農家の売り上げを安定させることができればとの思いもあった」とも。「地元の食材を多くの人に食べてもらえたら」と来店を呼び掛ける。
スープ、グリル野菜ビュッフェ、コーヒー、デザート付きのランチは、500度窯で焼き上げるナポリピザ(920円)や鹿屋のハマグリを使ったカレーライス(980円)、エビフライ(1,380円)、カキフライ(1,280円)、1日10食限定の黒毛和牛100パーセントメンチカツ(1,380円)など。ディナーは「糸島野菜を使ったバーニャカウダ」(480円)、「魚介のカルパッチョ」(580円)など魚介料理、黒毛和牛の「赤身ステーキ」(1,980円)、「100パーセントビーフハンバーグ」(1,280円)など肉料理、パスタ、ピザなどを取りそろえる。バーテンダーが作るカクテルも「おすすめ」という。
営業時間は11時~23時。