教育施策に市民の意見を色濃く反映させることを目的に、2010年度から文部科学省が全国各地で展開している「リアル熟議」が10月15日、「リアル熟議 SATSUMA 2011秋の陣」として「コミスタ10」(鹿児島市東千石町)で開かれる。
鹿児島で「熟議」が行われるのは8月に続いて2回目。実行委員会が主催し、「天文館ビジネストークセッション Ten-Biz」が共催する。
今回の熟議のテーマは「僕たちが考える教育のカタチ」。メーンゲストに高谷哲也さん(鹿児島大学教育学部講師)、ファシリテーターに石川世太さんを招き、高校生、大学生と社会人が一堂に集まり、教育についてフラットな関係で熟慮、討議する。
「会場での『集合知』を紡ぐことで、さまざまな社会課題解決の糸口を探る。そこで生まれた『気付き』を大切にしたい」と主催者代表の梶原末廣さん。「若い人たちには学ぶことの意義と目的を再認識してもらう場所として、社会人には異世代との交流を通じて視野を広げる機会にしてもらえれば」とも。
当日は、ゲストトーク(45分)に続いて「リアル熟議」(120分)に移り、自己紹介ワークショップ、アイスブレークゲーム、ワールドカフェなどのプログラムを予定する。
開催時間は15時~18時。参加費は、社会人=3,000円、大学生=500円、高校生無料。定員50人。