「サクラ島大学」の交流会「芋煮会」と、自前のカレーを鍋ごと持ち寄る「人んちカレー in 鹿児島」が11月19日、マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)7階で開催された。
市民が自由参加できる「サクラ島大学」は今年7月に開校。人との出会いを目的に、まちの中にさまざまな学びの場を作ってきた。今回の交流会は、主に今までの授業を通して出会った講師や生徒をつなぐ場として開いたもの。「『サクラ島大学』では授業の中で交流はあっても、授業を越えての交流があまりなかった。交流会が新しい入口になれれば。今後も、より多くの人が関わり合える場を提供していきたい」と学長の久保雄太さん。
東北では秋の風物詩にもなっている「芋煮会」は、これから来る長い冬を前に短い秋を惜しむように、職場の仲間や友人・親族と河原で鍋を囲み絆を深めるためのもの。前回は豚肉にみそベースの福島編で、2回目の開催となる今回は牛肉にしょうゆベースの山形編と題して行われた。
同時開催された「人んちカレー in 鹿児島」は、家庭によって異なるカレーをそれぞれが持ち寄り、交流を深めるもの。東京では7回開催されており、鹿児島では初の開催となった。
持ち寄られたカレーは「トマト&豆カレー」「テツさん家カレー」「ツナベースの野菜カレー」「ジンジャー&ニンニクCurry」「福島風 芋煮カレー」の5種類。それぞれの活動についてやカレーについての話などで、会場は始終和やかな雰囲気に包まれた。
手作りの「ジンジャー&ニンニクCurry」を持ち寄った波江野知美さんは「今回が初めてだったが気負わずに参加できた。新しい出会いもあり、『人んちカレー』も他人のお宅拝見ができた気がして楽しかった」と笑顔で話した。