桜島と錦江湾を望む高台に位置する「城山観光ホテル」(鹿児島市新照院町、TEL 099-224-2211)の展望露天温泉「さつま乃湯」が4月1日、リニューアルオープンした。
1963(昭和38)年にホテルとしてプレ開業した同ホテル。来年で50周年となる節目に向け、昨年9月から展望露天温泉「さつま乃湯」とエステ・マッサージ施設などのリニューアル工事を行ってきた。
2000年にオープンした「さつま乃湯」は、地下1000メートルから湧き出る炭酸水素塩泉を引く。桜島を向いて露天風呂を設け、標高108メートルから桜島、錦江湾、鹿児島市街地を一望できる。今回のリニューアルでは、男湯と女湯を入れ替え、外庭園と仕切りを整えたことで露天からの眺望を「さらに楽しめるように」した。
リニューアルコンセプトは「都会的で明るくハイセンスなシティースパリゾートへの進化」。ユニバーサルデザインとして、内湯への入り口をバリアフリー化したほか手すりなどを新設。内湯内にはアカスリやアロママッサージが受けられる個室を設けた。脱衣所も一新し、女性側では広々とした脱衣所内に個別のパウダースペースを設ける。エステやスパとしてだけでなく、ネイルやメークも充実させたエステ施設「Lapis(ラピス)」と女湯をつなげ、導線が良くなったことで利便性を向上させるなど、今回のリニューアルでは女性への配慮に重点を置いた。
入湯料は、大人=2,400円(16歳以上は入湯税150円追加、小学生以下=1,200円)。「さつま乃湯」の営業時間は5時~24時。「ラピス」の営業時間は11時~20時30分。