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鹿児島と東北つなぐ「シェイクハンズ」-鹿児島に東北支援アンテナショップ

岩手・宮城・福島の東北3県を支援するアンテナショップ「シェイクハンズ」

岩手・宮城・福島の東北3県を支援するアンテナショップ「シェイクハンズ」

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 東日本大震災で被災した東北3県の特産品などを販売するアンテナショップ「被災地支援マーケット シェイクハンズ」(鹿児島市加治屋町、TEL 099-226-0458)が8月11日、「ベスト電器鹿児島本店」並びにオープンした。

店内の様子

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 主に配管プラント事業を手掛ける「八光工業」(喜入中名町)が企画、全国初の高校株式会社として注目を集めた指宿商業高校の「指商(いぶしょう)」と提携し、震災から1年5カ月たった今月11日にオープン。岩手・宮城・福島の特産品や工芸品、支援Tシャツなど、150アイテムほどを販売する。売り場面積約20坪と、テラス約10坪を設ける。

 同社は固化剤を使った特殊ブロックやタイル・水質浄化などの技術も持っており、経済産業省が募集した復興に関する事業に採用された。今年3月ごろから現地での共同研究を続けていく中、「鹿児島の技術を東北で生かすのも良いが、鹿児島の地で東北を支援できないか」と提案を受けたという。

 実際に被災地を見て回り「復興の前に、いまだ復旧できてない所も多かった。率直に10年、15年では(復興が)追い付かないのではと感じた」と同社社長の廣橋和己さん。風評被害などで苦しむ現状を聞いた廣橋さんは「寄付やボランティアも大事だが、一時的な支援より長く手伝えることは何か」と考えた結果、「鹿児島であちらの品物を売るということが長期的な支援につながる」とアンテナショップを企画した。それぞれの県の売り上げの一部を寄付する仕組み。購入した商品は奥のテラスで飲食もできる。

 店の商品の配置やPOPなどは指商の学生がアイデアを出したほか、指商がこれまでに企画した商品も数点販売している。夏休み期間中は学生たちがスタッフとして店舗を手伝うという。廣橋さんは「向こうの良いもの、こちらの良いものをつなげてさらに良いものができないか。高校生同士、何か交流が生まれたら」と若い力に期待を寄せる。

 一方、アンテナショップによく見られる、日がたつにつれて下降傾向になる客足や売り上げ、仕入れと賞味期限などの問題については「今後の課題として考えていきたい」とも。

 営業時間は11時~20時。月曜定休。

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