「二渡がらっぱボタルの会」主催の二渡ホタル舟が今年も運航を開始した。
鹿児島県薩摩郡さつま町二渡水辺公園を流れる川内川で2004年より毎年5月中旬から6月初旬にかけ運航されているホタル船では、夜の川を周遊しながら、両岸を乱舞するホタルを観賞することができる。
漁師たちが舟でホタルを観察していたことから地域おこしにつなげる動きが始まり、現在では鹿児島市内はもちろん、県外や海外からの参加者も増えている。昨年の参加人数は1052人、今年もすでに大勢の参加者で周辺は盛り上がっている。
今年は例年と比べホタルの出が早く、数も増えてきており、最も見頃なのが5月25日~26日の週末にかけてと見られている。「地域おこしを目的に始めたイベントだが、何よりも参加者が楽しんでいただくことが一番の目的。その中でさつま町の良さを知ってもらえたらうれしい」と同会会長の下麦さんは話す。
運航時間は、第一便7時30分、第二便8時30分。予約制で、料金は大人1,000円、小学生500円、幼児200円。同会によると、金曜~日曜の予約は全て埋まっているという。