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かごしま水族館で初夏を感じる「金魚の世界」-絵本とのコラボ展示も

「いおワールド かごしま水族館」で、開催中の「初夏に華やぐ 金魚の世界」。入り口には「桜錦」という品種が泳ぐ。

「いおワールド かごしま水族館」で、開催中の「初夏に華やぐ 金魚の世界」。入り口には「桜錦」という品種が泳ぐ。

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 5月10日にバンドウイルカの赤ちゃんが生まれ話題を集める「いおワールド かごしま水族館」(鹿児島市本港新町、TEL 099-226-2233)で、これまでの特別企画展の中から一番人気に輝いた「金魚」をテーマにしたアンコール企画展が開催されている。

与謝野晶子の絵本とコラボするのは「琉金」

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 同館15周年記念企画「もう一度見てみたい特別企画展」として開く同展。昨年行った来館者アンケートで、過去に開催した43回の特別企画展の中から2005年夏の金魚展が1位になったことから企画した。規模が大きく、人気のサメやイルカ、屋久島をテーマにした企画展などもある中で、「もっとも身近な魚という点が一番人気の理由だったのでは」と展示課の広瀬純さん。

 期間中、色も形もさまざまな金魚22品種120点ほどを展示する。目玉は、鹿児島県南さつま市生まれの品種「隼人錦」。体長30センチほどもある隼人錦は巻木養魚場で作出された品種で、透明鱗(りん)が混ざらない「隼人和錦」と併せて全国に愛好家がいるという。会場では、隼人錦が生まれた養魚場の様子をパネルや映像で紹介するとともに、生後2カ月の金魚から6歳の金魚(「ジャンボ獅子頭」)までを成長順に展示するコーナーも設ける。

 新たな取り組みとして、絵本と金魚のコラボレーション展示も行う。明治時代に与謝野晶子が自分の子どものために書いた絵本「きんぎょのおつかい」や五味太郎著「きんぎょがにげた」など、レトロな絵本の一場面を再現する。水槽の前でお母さんが子どもに読み聞かせを行う姿も。

 開館時間は9時~18時(入場は17時まで)。入館料は、大人=1,500円、小人=750円、幼児=350円。6月23日まで。

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