南九州最大の祭りとして全国でも認知される「おはら祭」が11月2日と3日の2日間にわたり、 天文館一帯で行われる。今年で62回目。
1949(昭和24)年に市制施行60周年を記念して始まった「おはら祭」。2日の夜まつりでは、第9代かごしま親善大使の任命式を皮切りに、19時から、「おごじょ太鼓」(鹿児島の方言で「おごじょ」とは「女性」のこと)、19時20分から、鹿児島を代表する民謡「おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」「渋谷音頭」に合わせて練り踊る「総踊り」が始まる。
本まつりとなる3日は、高見馬場から桜島桟橋通りにかけて、約2万人による「総踊り」をはじめ、約250もの踊り連によるパフォーマンスや、おはら節をアップテンポのダンスに仕立てた「オハラ21」、音楽パレード&マーチングなどさまざまな催しを予定。みなと大通り公園では多くの子どもたちでにぎわう「You遊広場」が登場するほか、アミュプラザ鹿児島のアミュ広場は「おはら広場」として、ステージイベントや観光PRが開催される予定。
3日は、一昨年の60回記念で登場した「東京ディズニーリゾート」のスペシャルパレードも再び登場。今年30周年を迎える「東京ディズニーリゾート」から、ミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが、30周年ならではの特別なデザインが施された「ドリームクルーザー?」に乗って、あいさつしながらパレードする。鹿児島市役所前を13時5分に出発予定。
そのほかの関連イベントとして、天文館・鹿児島中央駅地区・騎射場地区では飲み歩きイベント「薩摩美味(ぅんまか)維新 秋の宴(だいやめ)」が1日に始まるほか、3日10時からは「おはらまつりin照国表参道」なども連動して本まつりを盛り上げる。
おはら祭振興会会長の森博幸鹿児島市長は「今回は『桜島・錦江湾ジオパーク』誕生記念も兼ねている。世界に誇る鹿児島の自然の雄大さと息吹を体感していただければ」と広く来場を呼び掛ける。
3日に限り、高見馬場から鹿児島中央駅間で鹿児島市電の運賃が100円になるサービスも。問い合わせは「おはら祭振興会事務局」(TEL 099-216-1327)まで。