3月の毎週日曜に、オリジナルの「おしゃれ」なカップで鹿児島名産のお茶を飲みながら街に出掛けようというイベント「GOOD SUNDAY GREENTEA BAR(グッドサンデーグリーンティーバー)」(以下、GSGB)が2日、西本願寺鹿児島別院(鹿児島市東千石町)で初日を迎えた。
会場が天文館かいわいの西本願寺ということもあり、当日はフェイスブックなどからイベントを知った若者をはじめ、立ち寄りの家族連れから参拝客の高齢者まで幅広い年齢層の人が来店。カップを持って天文館を歩く姿が見受けられた。
大型トランクケースを開くとエスプレッソマシンを設置したバーに早変わりするなどの仕掛けを施した「お茶バー」には、同イベント主催の「下堂薗CHAHO」(鹿児島市中央町)店長・岩越守さんを筆頭に、おいしいお茶の入れ方を学んだボランティアメンバーによるバリスタが常駐。川辺で有機栽培された茶葉を使い、1杯ずつ丁寧にお茶を入れる。
カップの断熱スリーブ裏面には同イベントへの協賛店舗が掲載され、参加者はスリーブを各店舗で提示することで、各種「おもてなし」を受けることができる。コーヒーチェーン店のカップに掲載してある注文メニューを示すチェックボックスをまねて、「おもてなし」を受けるとスリーブのチェックボックスにサインが入る。
「『お茶ってかっこいい』という価値観を若者に持ってもらうこと、お茶を片手に天文館に足を運んでもらうこと」をコンセプトに掲げる同イベント。主催したのは、深夜の24時に天文館をランニングするイベントなどで多くの若者を集めた団体「Kibill(キビル)」。代表の上水流輝(かみずるこう)さんは「お茶を通して、人と人、生産者、企業、街をつなぐ役割を果たしたい」と意気込む。
メニューは「グリーンティー」「しょうが紅茶」「ミント緑茶」(以上250円)、ラテアートが施される「紅茶ラテ」「ほうじ茶ラテ」(以上300円)のほか、「チョコパテ」「セサミパテ」(以上100円)。
「おもてなし」を提供するのは、期間中に店内でGSGB特別展も行う眼鏡の「PARIS MIKI(パリミキ)」や、GSGB対象商品として緑色の洋服を20%引きで購入できる「REGISTA Armadio(レジスタアルマーディオ)」、難易度が5段階用意された謎解きに正解するとデザートをサービスするという「SANDECO COFFEE(サンデココーヒー)」など。そのほか、「にぎわい通り大学」「エスポワールすずらん」「ROPE(ロペ)」「ホテルニューニシノ」「CLOVER(クローバー)」「HOTEL&RESIDENCE南洲館」「コルテーヌ」。
今後の開催日は3月9日・16日・23日・30日。時間は9時30分~12時。雨天中止。