40代からの「オヤジ世代」が、趣味や手仕事で作ったものなどを販売する「週末加齢臭まつり『オヤジジャンク市』」が5月31日・6月1日、天文館ベルク広場(鹿児島市金生町)で開催される。今年で3回目。
平均年齢が昨年より高めという今年は20人以上の出店を予定しており、「さらにオヤジ度を増した」内容になっているという。例年、レトロな品を求めて若い女性が足を運ぶほか、老舗陶器卸店のブースを外国人が見入るなど、オヤジ以外からも人気を博す。
目玉は、昨年も大人気だったという文具・雑貨のwhat(鹿児島市金生町)の倉庫に眠っている在庫大処分セール。4~5万円相当を2,000円で販売するというトイカメラ・トイデジカメラの詰め合わせから、刀の形をした傘まで、「安くても買わない人がいるものから、高くても買う人がいるものまで」を並べるという。「遊び心のある人にぜひ来ていただければ」と同店バイヤーの宮路裕一郎さん。
そのほか、同イベントの常連で美術大学予備校の先生という「最年長オヤジ」の凧(たこ)コレクションや、「印刷オヤジ」による手作りの一筆箋、40歳になり「オヤジ」の仲間入りをしたカメラマンによる写真や実家の和菓子店の和菓子、創業1735年の老舗店のしょうゆ、有機野菜、自家焙煎(ばいせん)珈琲などさまざま。似顔絵入り缶バッジを作る「似顔絵オヤジ」や、カメラ修理職人、活版印刷体験を提供する「活版オヤジ」なども。
「本業をしながらの準備はとても大変だが、初日を終えた後の『のんかた(飲み方)』は例年最高」と主催者で「六花窯(りっかがま)」(小山田町、TEL 099-238-6702)の横山博さんは期待を寄せる。
開催時間は31日=10時~18時、6月1日=10時~16時。雨天決行。問い合わせは六花窯まで。