嘉門達夫さんが鹿児島でコンサート-ご当地ソング「ラーフルの歌」も披露

ライブ前にインタビューに応じてくれた嘉門さん

ライブ前にインタビューに応じてくれた嘉門さん

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 鹿児島のライブハウス「Live Heaven」(鹿児島市東千石町)で5月23日、歌手の嘉門達夫さんがライブを開催した。「“平成の花咲か兄さん” 嘉門達夫ライブツアー2011」の一環。

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 今年3月にリリースしたアルバム「“青春”のさくら咲く-スクールセレクション-」のリリースツアーを兼ねたものだったが、東日本大震災を受けて復興支援ツアーの意味を持たせた。5月25日にはシングル「希望のマーチ」を急きょ発売。マーチング・ブラスのアレンジで、「みんなで歌えて元気になるような曲にした」という同シングルの利益は全て義援金とし、被災地のブラスバンドの楽器の購入に充てる。

 ライブには仕事帰りでスーツ姿のサラリーマンやOLが集まり、会場は満席に。「リアルなことを歌うのが僕の役割」と語り、「鼻から牛乳」などの往年の名曲や新曲などアンコールを含め約20曲を熱唱。時には際どいギャグを盛り込むなど、会場には終始笑いが絶えなかった。

 中でも、一番の盛り上がりを見せたのはライブ中盤の「ラーフルの歌」。ラーフルは鹿児島の方言で「黒板消し」の意味。「『ラーフル』という言葉は前から知っていて面白いと思っていた。自分の中で、近代方言(嘉門さんの造語)第1位」と嘉門さん。昨年ライブで鹿児島を訪れた際、地元放送局の人との雑談からアイデアが生まれた。一晩で曲の原形を作り、翌日のライブで早速披露。今年レコーディングを行い、新アルバムに収録した。明快なメロディーで、さつま揚げや黒豚などの鹿児島名産を歌詞に盛り込み、サビでは「ラーフル、ラーフル、ラ・ラ・ラ・ラーフル」と軽やかに歌い上げる。

 ライブに訪れていた男性会社員(65)は「鹿児島発のメッセージソングとして、みんなで歌えたら。鹿児島のいろいろな地域の名産などをもっと歌詞に入れて、パート2にも期待したい」と笑顔で話していた。「まちおこしなどに使っていただき、鹿児島が盛り上がれば。いつでも歌いに来ます」と嘉門さん。

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