1月2日、天文館では初商いを迎え、「天文館新春神輿(みこし)」が通りを練り歩いたほか、各通りでぜんざいの振る舞いや餅まきなどの正月イベントがにぎやかに行われ、多くの人出でにぎわった。
天文館ぴらも~るでは、羊が描かれた開運招福の絵馬や、商売繁盛・家内安全・学業成就を祈願した千石天神社の「御縁(5円)パワー」の配布をはじめ、紅白ワインやぜんざいの振る舞いが行われた。400周年の節目の年を迎えたなや通りでは、ちんどん屋や駕籠(かご)乗り、江戸曲芸など江戸時代を感じるイベントで初商いを盛り上げた。
天文館本通り・天神おつきや商店街・にぎわい通りが合同で行った「新春餅まき」には、各通りの理事長をはじめ、「We love天文館協議会」の牧野繁会長や三番神輿の柳隆史会長も参加。紅白餅のほか、和菓子や駄菓子、割引券やサービス券などが封入されたポチ袋など合わせて2700個がまかれた。通行客は足を止めて、縁起物を手に喜びの顔を見せていた。
威勢のいい「ソイヤ!」の掛け声とともに商売繁盛・家内安全を祈願したのは「天文館新春神輿」。牧野会長は「天文館再開発も動き出してきた。3月上旬には、天文館地区全体で無料Wi-Fiサービスもスタートする。地元の方はもちろん、増加傾向にある海外や県外からの観光客の方への対応にも力を入れていきたい」と抱負を話す。
3連休には、ぴらも~るで肥薩おれんじ鉄道沿線観光物産展が予定されているほか(10日~11日)、照国表参道通りをはじめ6つの通りで「ゆめ通り」として餅つき大会なども予定する(11日)。