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騎射場に「激安」野菜のスーパー2号店-喜界島のスーパー、生き残りかけ

手書きの値段POPが添えられた「激安」野菜

手書きの値段POPが添えられた「激安」野菜

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 奄美群島の一つ、喜界島出身の店主が県本土進出を進める野菜の激安スーパー「スーパーヨネモリ喜界島」が3月3日、騎射場に2号店(鹿児島市荒田2、TEL 099-296-9005)をオープンした。

「喜界島愛」にあふれる、店長の米盛隆人さん

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 店長の米盛隆人さんが自ら市場に通って商品を仕入れることで実現する「激安」野菜が売り。約60坪の店内には100種類近くの野菜・果物が並び、生鮮食品・日用品のほか、黒砂糖やみそ、ポークおにぎりなど喜界島の特産品もそろえる。

 チラシも手書き、野菜の値段POPも手書きが「米盛流」。「最高です」「激うま」「激安」など全てのPOPにコメントを添える。ひときわ高く積まれたキャベツのPOPには、「日本一の安売り王に俺はなる!」と意気込みを表現した。

 紫原に1号店を構えたのは2013年、米盛さんが29歳の時。島で実家が営むスーパーを継ぐことを見据えた時に、人口減少が止まらない島の状況を踏まえて、「生き残るために県本土でチャレンジしたい」と考えたという。

 今は順調に売り上げを伸ばす1号店も、当初は周辺とのし烈な価格競争で赤字が続き、閉店を迫られたこともあったという。何とか打開しようと持ち前の「負けん気」を発揮し立て直した。業者に依頼していたチラシは手作りで自らポスティングして回ったほか、金髪にパーマをかけて誰よりも大きな声を出して自分を売り込み、市場の仲買業者と関係を築きながら価格交渉を進めた。さまざまな努力が功を奏し、ついには2号店オープンまでこぎ着けたという。

 「店舗数も売り上げ規模もどんどん上を目指していきたい」と話す米盛さん。「地元に密着して、少しでもお客さまを楽しませ、1円でも安く提供できるように頑張りたい」と意気込む。

 営業時間は9時~翌1時。

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