鹿児島駅近く、小川郵便局隣に手作りスイーツバイキングの店「One make factory」（鹿児島市小川町、TEL 099-248-7455）がオープンして1カ月がたった。

軽くて甘すぎないスイーツは何個でも食べられそう。

　ダックスフントの看板犬スカイ君が出迎える同店。約20平方メートルの広さに、カウンター3席、テーブル席16席を設ける。壁には来店客のスナップ写真を飾るほか、子どもが自由に落書きできる黒板を設け、子連れの母親でもゆっくり過ごせるようにした。

　オーナーシェフを務めるのは、弱冠26歳の工藤由樹さん。同店オープン前は、店は持たずにオーダーを受けるキャラクターデコレーションケーキ専門工場を営んでいた。口コミでファンを増やす過程で、「デコレーション以外のケーキも食べたい」という客の声や、「ケーキの味・質へのこだわりをさらに感じてもらいたい」との思いから、店舗オープンを決めたという。

　軽いスポンジと甘過ぎずさっぱりしたミルク感を味わえるクリームが売りのケーキは、「何個でも食べられる味」。食べやすい一口サイズのマカロン（10種）は一番人気で、一日100個以上を売り切ることも。そのほかゼリーやプリン、ムースなど、常時30種類以上の手作りスイーツを用意する。

　「夢は、鹿児島の菓子店といえば当店の名前が一番に出るようになること」と目を輝かせる工藤さん。営業時間は店頭で来店客の接客に当たり、店を閉めてからスイーツの仕込みを行うため睡眠時間はほぼ取れないというが、「来店客の笑顔がモチベーション」と話す。「イケメンオーナーシェフに会いに来て（笑）」とも。

　スイーツバイキングの料金は、食べ放題・飲み放題で30分＝1,080円、60分＝1,400円、90分＝1,840円、120分＝2,160円、延長30分＝500円増し。4月1日からスタートした「朝カフェ」（400円）は、パンケーキ・クロワッサン・パンオショコラのいずれかとドリンクのセットを提供。「夜カフェ」（800円）は、ワイングラスに盛ったスパークリングワインやジュレを使ったデザート「大人スイーツ」、またはバイキングメニューのケーキ3種。

　営業時間は朝カフェ＝7時～10時、バイキング＝11時～23時、夜カフェ＝20時～23時。木曜定休。