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竹林面積日本一・鹿児島の竹に詰めた弁当 連日完売の人気に

「おはら弁当」が発売した「かごしま竹取物語」(1,296円)

「おはら弁当」が発売した「かごしま竹取物語」(1,296円)

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 「おはら弁当」(鹿児島市犬迫町、TEL 099-238-0131)が5月23日に発売した、鹿児島の竹を容器にした弁当「かごしま竹取物語」が連日完売の人気を集めている。

竹容器のもう1つの使い方

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 竹林面積が日本一の鹿児島で、放置竹林の増加が問題となる中、「保全・管理しながら有効活用できないか」と模索したのが商品開発のきっかけになったという。「竹産業だけでなく、鹿児島の農業や漁業も活性できるような弁当になれば」との思いを込め、犬迫町周辺の竹林から伐採した竹を自社で弁当容器に加工し、県産の食材を使った料理を盛り付けた。

 おかずは、姫甘エビのかき揚げをはじめ、キビナゴの南蛮漬け、鹿児島焼き豚、タケノコの土佐煮、ブリの照り焼き、がね天(芋の天ぷら)、さつま揚げ、キンカン、黒糖わらび餅など15種類。ご飯も2種類が入る。

 弁当を食べた後も楽しんでもらおうと、トウミョウ(スプラウト)の種をおまけに付ける。竹の容器を水栽培の生育ポットとして使えば、種をまいてから7~10日ほどで収穫できるという。

 同社の林幸弘社長は「鹿児島のいろいろな作り手の思いを伝え、分かち合える、そんな弁当になったのでは」と話す。

 価格は1,296円。山形屋とJR鹿児島中央駅みやげ横丁で、1日計50個販売する。

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