鹿児島名物、氷菓「白熊」をイメージしたレトルトカレーが売り上げ好調につき、販売数残りわずかとなっている。県立鹿児島南高等学校の生徒たちが授業の一環で開発した。
今年3月に卒業した同校商業科と情報処理科の生徒約30人が、授業の一環で開発し12月から販売している「白熊カレー(ホワイトカレー)」。具材に鶏肉を入れ、豆乳やココナツミルクを使いまろやかに仕上げたホワイトカレールーに、別添のドライフルーツをトッピングして食べることができる。
桜島のマグマをイメージしたエビ入り辛口スープカレー「AB噴火スープカレー」とともに、好評につき2度の追加製造を行ったという同商品。販売する天文館の特産品販売所「ゆめりあ」(鹿児島市東千石町、TEL 099-226-8603)や、「たわわタウン谷山」(西谷山1、TEL 099-202-0309)では、いよいよ在庫が残りわずかとなっている模様。
今後について、「株式会社をつくりたい」と話す同校教諭の横山君彦さん。会社の立ち上げから商品開発・販路開拓・販売まで生徒らが体験することで、「教科書で学ぶより、生きた勉強になるのでは」と期待を込める。
今年度も学生らのアイデアが詰まった企画書がいくつも上がってきているという。「鹿児島らしさ」を盛り込んだ商品がデビューする日も近い。「昨年度に実現したレトルトカレーは、生徒に身近な食べ物ということもあり、生徒の要望が多い商品だった。同じく要望が多いカップラーメンの製造事業者を見つけること、それが目下の課題(笑)」とも。
価格は400円。