ウルトラマン、3分でどこまで守れる?-「空想科学読本」柳田理科雄さん、講演へ

「空想科学読本」柳田理科雄さん

「空想科学読本」柳田理科雄さん

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 「空想科学読本」で知られる柳田理科雄さんが6月23日、「ジェイドガーデンパレス」(鹿児島市上荒田、TEL 099-257-1211)で講演を行う。

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 主催は鹿児島法人会。「多面的に考えるきっかけになればと思い、今回は遊びの要素を取り入れた」と同会会員でジェイドガーデンパレスの吉留康貴社長。

 柳田さんは1961(昭和36)年鹿児島県種子島生まれ。鹿児島県立鶴丸高校を経て、東京大学理科I類へ進学も、アルバイトで始めた学習塾講師の面白さにはまり大学を中退。その後、塾を開設。資金繰りのために執筆した処女作「空想科学読本」が60万部のベストセラーとなった。現在は執筆活動のほか、テレビやラジオにも出演している。今年はデビュー15周年で、これまでの原稿の中から読者の人気投票を基にした「金の空想科学読本」を「空想科学読本10」と合わせて3月に創刊したばかり。

 講演会では「ウルトラマン、3分でどこまで守れるのか?」「アンパンマンの頭って、どのくらいの大きさ?」「サザエさん一家がエンディングで飛び込む山小屋、なぜ伸縮するの?」など、身近で見慣れたアニメや漫画の世界を、科学的にひもとく「空想科学的爆笑トーク」とプチ実験を予定する。

 柳田さんは「鹿児島には大きな可能性がある。自然、農業、人材、歴史、文化…。ただし、鹿児島には、その可能性の芽を摘む言葉もある。『ばかんごつ』。かなわない夢を見るな、無駄な努力をするな、という意味で使われている。資源のない日本が国際社会で生きていくには、新しいものを生み出すしかない。そして、新しいものを生み出してきたのは、周りの人に『ばかんごつ』と笑われながら、大きな夢を抱いて、人にできない努力を重ねた人。今あるものを奪い合うのではなく、新しいものを生み出す。互いの夢を語り合い、互いの努力を認め合う。そういう空気が少しでも広がることを願って、当日は微力を尽くさせていただく」とコメントを寄せる。

 開催時間は19時~20時35分(開場は18時30分)。入場無料。中学生以下は保護者同伴。

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